隣に夫や妻がいるのに、なぜか一人でいるより寂しい。会話はあるけれど、業務連絡ばかり。「結婚したのに孤独を感じるなんて、贅沢な悩みなのかな」と、誰にも言えずにいませんか。この記事では、結婚後に孤独を感じる理由と、ふたりの距離を少しずつ取り戻す方法をお伝えします。元・恋愛下手くそ人間として300人以上と向き合ってきた中で気づいたのは、結婚後の孤独は「愛情がなくなったサイン」ではなく「すれ違いが積み重なったサイン」だということ。原因がわかれば、自分を責める気持ちが軽くなり、今日からできる小さな一歩が見えてきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
結婚後に孤独を感じる理由とは?既婚者の3人に1人が抱える本音
配偶者がいても孤独を感じる人は少なくない
「結婚すれば寂しくなくなる」と思っていた人ほど、結婚後の孤独に戸惑います。でも、あなただけではありません。
内閣府の令和6年調査では、配偶者がいる人のうち、孤独感が「しばしばある・常にある」「時々ある」「たまにある」と答えた人の合計は約33%にのぼります。(出典)
つまり、既婚者のおよそ3人に1人が、程度の差はあれ孤独を感じているということ。未婚の人に比べれば割合は低いものの、「結婚=孤独が消える」わけではないことがデータからも見えてきます。孤独を感じる自分を「おかしい」と思う必要はありません。
「わかってくれるはず」という期待が孤独を深くする
結婚後の孤独が独身時代の孤独よりつらく感じるのは、「一番近くにいる人にわかってもらえない」という痛みがあるからです。
恋人時代は、会うたびに近況を話し、気持ちを言葉にしていました。ところが一緒に暮らし始めると、「言わなくてもわかるでしょ」という期待が生まれます。そして相手が気づいてくれないと、「この人は私に関心がないんだ」と感じてしまうのです。
実際には、相手も同じように「言わなくても伝わっている」と思っているケースがほとんど。愛情が消えたのではなく、言葉にする回数が減っただけ、ということも多いのです。結婚前後のギャップについては結婚して分かる現実|理想とのギャップ5つと後悔しないための準備でも詳しく解説しています。
結婚後の孤独が生まれる場面|相談者の実例から
以前相談を受けたこの女性は、「不満を言うほどのことじゃない」と我慢を続けていました。話を聞いていくと、夫が嫌いになったわけではなく、「自分の気持ちを話す時間」がまるごと消えていたことがわかりました。結婚後の孤独は、こうした日常の小さな場面の積み重ねから生まれます。
会話が「業務連絡」だけになっている
家事、お金、予定の確認。結婚生活では、話さなければならないことが一気に増えます。その結果、会話の大半が「連絡」で埋まり、「今日こんなことがあってね」「最近ちょっと不安で」といった気持ちの会話が後回しになりがちです。
連絡はできているので、本人たちは「会話はある」と思っています。でも心が満たされるのは、情報ではなく気持ちを受け取ってもらえたとき。気持ちの会話がゼロになると、同じ部屋にいても心の距離は離れていきます。夫婦の会話が減る原因は結婚生活で重要なのは会話|夫婦の会話が減る原因と今日からできる3つの習慣でもまとめています。
友人関係や自分の時間が減っている
もう一つ見落としがちなのが、結婚をきっかけに「パートナー以外のつながり」が細くなることです。友人と会う回数が減ったり、引っ越しで知り合いのいない土地に住んだり、出産で職場から離れたり。気づけば、気持ちを話せる相手がパートナーだけになっていることがあります。
すべての心の支えを一人に求めると、相手が少し疲れていたり忙しかったりするだけで、強い孤独を感じやすくなります。野村総合研究所の調査でも、既婚者や一人暮らしでない人の3人に1人が日常的に孤独を感じていると報告されています。(出典)誰かと暮らしていることと、孤独でないことは別の話なのです。
結婚後の孤独を和らげる方法|今日からできる小さな一歩
連絡に「気持ち」を一言添える
いきなり「最近寂しい」と切り出すのは、お互いに身構えてしまいます。おすすめは、普段の連絡に気持ちを一言だけ足すこと。
- 「明日のゴミ出しお願い」→「明日のゴミ出しお願い。今週ちょっと疲れてて助かる」
- 「今日遅くなる」→「今日遅くなる。早く帰って話したかったな」
- 「ごはんできたよ」→「ごはんできたよ。今日のは自信作」
先ほどの30代女性も、まずはこの「一言添える」から始めました。すると夫から「疲れてたの?気づかなくてごめん」と返ってきて、その夜は久しぶりに30分ほど話せたそうです。気持ちを出すと、相手も気持ちで返しやすくなります。
パートナー以外の「話せる場所」を持つ
孤独を和らげるには、パートナーとの関係を深めることと同じくらい、心の支えを分散させることが大切です。月に一度友人とランチをする、趣味のサークルに顔を出す、実家や昔の同僚に電話してみる。それだけでも「わかってもらえない」という気持ちはぐっと軽くなります。
意外かもしれませんが、外に話せる場所があると、パートナーに対しても余裕を持って接することができます。「全部わかってほしい」という重さが抜けると、相手の小さな優しさにも気づきやすくなるのです。ドキドキが落ち着いたあとの関係の育て方は結婚後に恋愛感情はどう変わる?ドキドキが減る理由と育て続ける2つの方法も参考にしてみてください。
なお、孤独感が何週間も続き、眠れない・食欲がないといった状態があるときは、一人で抱え込まず、内閣府の「あなたはひとりじゃない」など公的な相談窓口や専門家に頼ることも考えてください。
まとめ|結婚後の孤独は関係を見直すサイン
結婚後に孤独を感じるのは、あなたが冷たい人だからでも、パートナーを選び間違えたからでもありません。配偶者がいる人の約3人に1人が孤独を感じることがあり、その多くは「気持ちの会話が減った」「つながりが一人に集中した」というすれ違いから生まれています。
まずは普段の連絡に気持ちを一言添えること、そしてパートナー以外にも話せる場所を持つこと。小さな一歩でも、ふたりの距離は少しずつ戻ってきます。孤独に気づけた今こそ、関係をもう一度育て直すチャンスです。焦らず、あなたのペースで始めてみてください。
この記事を書いた人
ザビ丸
元・恋愛下手くそ人間。合コン100回・300人超との出会いを経て、「好かれる人」と「選ばれない人」の違いを研究。婚活・恋愛で消耗しているあなたに、現場で気づいたリアルを届けます。


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